私鉄沿線97分署 第26話「夢!? ヒロシが飛んで行く!」

私鉄沿線97分署

2025-01-19

1985年5月5日放送。第1シーズンの最終話で、片山刑事(時任三郎)はこの回で辞職し、自転車で世界を回る旅に出る。

たまプラーザ駅前で、片山は自作の詩集を売る少女(吉宮君子)と出会う。不良のオヤジ三人組に絡まれた少女を助けた片山。

第1シーズンは全体に暗い話が多いのだが、この回は特に暗いというか、重いテーマ。97分署というより特捜最前線という感じで、タイトルも「哀歌!詩集を売る少女!」とでもした方がいいような内容です。

今のたまプラーザ駅はショッピングモールが覆いかぶさっているけど、昔は歩道橋からずいぶん見晴らしがよかった。

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片山は辞表を提出するが、山崎署長(池辺良)や滝村課長(長門裕之)らに慰留され、商店街で起きた傷害事件の捜査に回される。

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傷害事件の現場になったたまプラーザ駅前の中央商店街。美しが丘2丁目。



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昔はうどん屋とかうなぎ屋、豆腐屋なんかがあったことがわかる。今はほとんど入れ替わって、豆腐屋はお好み焼き屋になっている。同じところで同じ店を40年も営業するのはなかなか難しいらしい。

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この回でも出てきた雀荘ひまわり。鷺沼駅前で、今はエノキビルとかが建っているあたり。

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ここはたぶんよく出てくる世田谷区の野川水道橋。放映は5月なのにこの寒々しい感じ。3月ぐらいの撮影だろうか。

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この回で番組自体終了という予定だったのに、好評につき第2シーズンも制作決定とかで、その後も続くことになったとか。そのせいかいかにも「これで最終回」という悲しい雰囲気。

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第2シーズンからはプレハブ警察署も建て替わる。第1シーズンは見ていて辛くなるようなストーリーもあったので(松山千春の歌がこの雰囲気にピッタリ)、第2シーズンからはさすがに変えようということになったんでしょうね。

「永禅寺」のロケ地となった東覚院。世田谷区千歳4丁目にある。弘法大師ともゆかりがあるらしい。榊がたたいた鐘もある。

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