私鉄沿線97分署 第13話「行くぞ! マイ・ウェイ!!」

私鉄沿線97分署

2024-01-06

私鉄沿線97分署第13話「行くぞ! マイ・ウェイ!!」。1985年1月20日放送。

高利貸しが殺され、有力な容疑者として相沢(梅津栄)という男が浮上するが、目撃者の下村(中原潤)が関わり合いを恐れて証言せず、捜査は行きづまってしまう。サブストーリーとして刑事の松元(小西博之)は刑事として自信を無くし、高校の先輩(小野ヤスシ)の引きを受けて転職しようかと迷う。

重要目撃者となる少年と出会った本多刑事(坂口良子)が、少年と会話するところに出てきた「たま整骨院」。調べてみたら、たまプラーザ駅近くの美しが丘4丁目に今もあるようですね。

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しかし奥の家並みは少し変わったような。擁壁?が一部取り壊されて家が建っているようにも見えますが。まあ撮影当時から40年も経ってますからねえ…

割とこの回はロケ現場に住所が映り込むことが多い。奈良刑事(鹿賀丈史)が電話ボックスで署に電話をかけるシーン。ここは美しが丘5丁目とある。昔は公衆電話に住所とか書いてあったんですね。「日本原子力寮前」と表示が。

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今はもう公衆電話なんてほとんど見かけないので、5丁目のどこか特定は難しい。

また「昔はさあ」ですが、私の大学には入学したころ正門近くにまだ電話ボックスがありましたね。情報通信(人工衛星で発電するとかいう技術)を研究している先生が「携帯は料金高いから僕は公衆電話でかけますよ」なんて言ってたが、今はどうしておられるのやら。

ここも美しが丘5丁目。電話番号も書いてあるけど、この店もなくなったみたい。

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たまプラーザ駅にあったテラス。今は駅ビルがすっぽり覆っていて、全然面影がないですね。ギチギチにビルが建ってて、なんだか駅前がせまっ苦しく感じてしまう。

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有力情報をつかんで報告する本多。右にチラッと「城南信用金庫」鷺沼支店の看板が見える。

刑事と言えども連絡には公衆電話を探したこの時代。映画の「マルサの女」で、強制捜査のシーンで刑事が巨大な肩掛け携帯電話を使ったのが当時はビックリだった。初めて携帯を持った頃、駅前を歩きながら携帯で電話するのは気恥ずかしかった思い出がある。



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この喫茶店もよくロケ地になっている。たまプラーザ駅近くのキングビルにあった喫茶店。ここも今は和食のレストランか何かに変わっているみたい。



しかしやっぱり40年という時の差は大きい。時間をさかのぼることの大変さを思いました。東京近郊のこの辺りは特に変わりますねえ。関西の田舎に住んでると千年一日ですが。

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